BLANKEY JET CITYでデビューしてから約30年。
現在も精力的に活動を続ける浅井健一さんの機材を。
エフェクター編はこちら
https://plutoculture.com/kenichiasaieffector/
浅井健一のギター
GRETSCH PX6119 1965 CHET ATKINS TENNESSEAN
デビュー当時から愛用しているグレッチ・テネシアン。
1965年製。デビューが決まり、当時のレコード会社からの準備金として与えられた100万円で揃えた機材の一つ。
言うまでもなくベンジーの代名詞として、30年に渡り使用されている。
スイッチカバーは長年全て取られていたが、近年は一つだけ付けられている。
ピックアップの切り替えスイッチは上下ではなく、左右に動くように改造されている。
ピックアップはハイロートロン。ブリッジは接着剤で固定されている。
ペグは時期によって何度も変えられている。
ピックガードにはヒビが入っており、塗装も剥がれてきている、バインディングにも剥がれが見られる、最近はハイフレットの音詰まりが発生しているなど、かなり満身創痍。歴戦の伝説のライブを彩ってきた。
ネックは二回、一度は時期は不明だがテレビ局で、二度目はC.B.JIMのレコーディングの初日に折っている。そのため、C B.JIMのレコーディングでは九州から取り寄せられた63年製のテネシアンが使用された。
こちらはその後も所有していたようだが、2010年ごろに手放した。
GIBSON Les Paul Gold Top 50’s
BLANKEY JET CITY時代はサブ、その後のAJICO時代にも使用されていたゴールドトップのレスポール。
1950年代製。
こちらも長きにわたって使用されていたが、2020年に発売された雑誌「Player」で、既に手放していることを明かした。
Fender Stratocaster 1963
デビューアルバムのレコーディングでロンドンに行った際に購入した63年製の黒のストラトキャスター。
2020年のPlayer誌では「持ってる中で一番高いギター」と語っていた。
長年に渡りステッカーで彩られていたが、2020年現在は表面のみ全て剥がされている。
Fender Japan JAZZMASTER CUSTOM
「危険すぎる」のMVやフォトセッションで使用。
ピックアップがフィルタートロンに変更されており、特徴的なルックスとしてファンからも有名。
フレット音痴らしくレコーディングやライブで使われることは無いとのことだが、そのルックスからイメージは強い。80年代製。
Aria Pro 2 PE-600 “GREAT FALCON”
イカ天でテレビ出演の際や1stソロ「Johnny Hell」で使用された、ベンジーが初めて買ったと言うエレキギター。
元々は2PUでサンバーストだったそうだが、グレーに塗り替えられ、リア1発の仕様となっている。
リアはディマジオのスーパーディストーションに変えたとか。それもあるのか、「歪ませると独特な音が出る」とのこと。
GRECO SW-1200 White
代表曲、「赤いタンバリン」や「不良の森」のMV,イカ天時代、初期ライブなどで使用されたグレコのフルアコ。
ステッカーや写真でカスタマイズされている。
現在も所有はしているようだが、インスタグラムに上げられた写真に映り込んでいる姿を見る限り、ブリッジが外されて弾ける状態ではなさそう。
GIBSON Les Paul Custom Reissue “72
「Love Flash Fever」のジャケットでも使用されているレスポールカスタム。
50年代のリイシューで、アルニコVピックアップとPー90と言う組み合わせ。
BLANKEY JET CITY時代の事務所の社長がロンドンで買ったものを買い取ったそう。
シリアルナンバーはLE 757455。オールマホガニーで、トップにはLGBTパーティのフライヤーが貼り付けてある。
白も所有していたようだが近年は使用していない。
また近年、90年代製の2ハムのレスポールカスタムも使用。
GIBSON custom shop Les Paul Special
PONTIACS時代のメイン。
その後テネシアンにまた戻ったものの、ベンジー自身はテネシアンと同じくらい気に入っていたそう。
並べてみるとわかるが、Pー90など太めのシングルの音が出るギターの使用率が高い。
Fender Telecaster
BLANKEY JET CITY時代に使用。バタースコッチ。
Gretsch G6119T-65KA Kenichi Asai Signature Black Cat with Bigsby
Gretsch G6119T-65KA Kenichi Asai Signature Tennessee Rose with Bigsby Lacquer
満を持して発表されたベンジーのシグネイチャーギター。
基本的にはテネシアンをベースにしているようだが、ブリッジがアジャストタイプだったり、ピンで固定されているなど、現代的で使いやすい仕様となっている。ベンジー自身がヴィンテージのグレッチを使用しているため、サウンドはもちろん違うものだが、ベンジー自身は「グレッチは当たり外れが大きすぎるから現行でもいいと思う。チバ(ユウスケ)も現行だし」と語っていたことから、サウンドの傾向は違えど現行を否定したりはしていない。
また、すでにレコーディングでも使用しているのとことで、ライブでも使用が想定される。
Gibson J-200jr ”93
アコースティックパートなどで使用されることが多い93年製のギブソンのJ-200jr。
フルサイズのJ-200よりも小ぶりで、ごく短期間しか生産されていないレアモデル。
ピックガードの下あたりに「羊の群れ」と字が描かれている。
ピックアップはL.R.Baggsのものを使用している。
Taylor 815C
後発メーカーながら、その安定した品質と確かな音でユーザーを獲得してシェアを伸ばしているTaylor。
この動画では弾かれていないものの、立てかけてある。
Taylor Swiftはもちろん、清春、MIYAVI、デーモン・アルバーン、プリンス、押尾コータローなど、数々のアーティストに愛されている。
ベンジーが所有しているのは8~90年代に生産されていた、フローレンタインカッタウェイを採用した815C。シトカ スプルースTOP、インディアン ローズウッドS&B、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、43mmナット幅、648mmスケール、フローレンタイン カッタウェイ、グローヴァーペグが仕様。ジャンボボディも特徴。
K.yairi Custom JY-185
ベンジーがオーダーしたk.yairiのギター。
確かな作りとサウンドで、国内外問わず愛用者が多いことでも知られている。
ホンジュラスマホガニーボディなど、かなり拘って製作されたことが窺える。
k.yairiのFBページにて納品の模様がアップロードされている。
K.yairi Custom Jumbo
2006年製。上記のyour smileの動画で弾いているのはこれ。
こちらはyairiからプレゼントされたものだそう。こちらもジャンボボディ。他のギターと同じくL.R Baggsのピックアップが取り付けられている。
まとめ
全体的には太めのシングルサウンドが特徴。
アンプはマーシャルのヴィンテージをずっと使用している。マスターボリュームが増設されたロンドンで購入したものだそう。
随時更新予定。