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目が覚めた。
朝食を取り、出かける準備。
今日はとりあえず美術館を回るつもりだった。
イギリスは美術館が基本的にタダで、例えばゴッホの絵が所蔵、展示されているナショナルギャラリーもタダという、芸術に対して寛容な国だった。
とりあえずデザインミュージアムへ。
2001年宇宙の旅や時計仕掛けのオレンジなどで知られる、スタンリー・キューブリック監督の展示もやっていたが、そちらは既に売り切れていた。
普通にデザインの方へ。
規模は小さかったが、必ずしも英国製だけではなく、ベスパやフェンダーのギター、アップルの製品、色々飾られていた。
次はナショナルギャラリー。
赤い二階建てバスで移動した。
ここは世界的価値のある美術品が揃っていることもあり、非常に人気。
にも関わらず無料なため、大人気だった。(確か撮影禁止だったはずなので写真はないです)
その後、ジョンレノンも訪れたと言うホワイトキューブへ。
作品数は少なかったが、「作品がある空間」を非常に大事にしているように感じた。
その後、美術館もほぼ回ったため、古着屋が軒を連ねるストリート、レイパーバーンへ向かった。
とにかく古着屋が多い。
祭りだったのか、露店も出ていた。
しかし、ベルリンはもちろん、パリよりも値段は高め。
狙っていたTHE LIBERTINESが着用していた近衛兵のジャケットに至っては、ボロボロなのに200ユーロもする始末。
さすがに手が出ず、さまよい歩く。
その後、人に流されるように歩いていると、スミスやストロークス、リバティーンズも排出したラフ・トレードレコードに流れ着いた。
場所は本当に知らなかったため、たまたま、本当に人に流されてたまたまたどり着いた。
特に何も買わなかったものの、つい1週間ほど前にはピート・ドハーティがライブをしていたこともあり、妙に感慨深かった。その後、地下に軒を連ねる古着街へ。
ここも様々な服があったが、やはりロンドン価格。値段は高めだった。
駅を目指してフラフラしていると、店の文字が英語から見慣れない文字に変わっていくのを感じた。
どうもイスラム圏らしい。古着屋街から歩いてわずかだが、全く雰囲気は異なった。
その後、楽器屋街もぶらつこうかと思ったが、如何せん体力が限界でホステルへ戻り、この日はカラオケ大会。と行ってもマイクだけスピーカーに繋げ、オケはyoutubeから流すと言うカラオケ。w
そこであったベネズエラ出身で日本に留学していた彼と仲良くなった。
ギターを弾くこと、アニメが好きなこと、今はロンドンで仕事を少ししながら暮らしていること。
その後、夜は更けていった。