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ピート・ドハーティの機材について

The Libertines – Don't Look Back Into The Sun (Official Video)

The Strokesを起点とするガレージロック・リバイバル。

ストロークスと同時期に活動を開始しながらも、後を追うように02年にデビューしたThe Libertines

様々なバンドが現れましたが、そのムーブメントの中でも先頭を切ってブレイクしたブリティッシュロックバンドであり、タブロイドを騒がせるスター性と、ヘロヘロの演奏ながら詩的な歌詞と切ないメロディで、一際根強い人気と熱狂的なファンを産みました。

その影響は後輩のArctic monkeys,The Viewなどが語っています。

性急なロックンロール/モータウンビートに、どこか切なさを感じるメロディ。そしてアコースティックを基礎としたゆったりとした楽曲、スペシャルズやクラッシュの影響も感じさせる楽曲もあり、ガレージロックと括るには一筋縄ではない音楽性です。

何と言ってもピート・ドハーティとカール・バラーという2人のフロントマンが織り成すコーラスワークとシングルノートが絡み合うギター、そして詩的でシニカル、愛憎入り混じった歌詞。

フロントマン2人が目立つ故地味になりがちですが、ベースのジョン・ハッサールとドラムのゲイリー・パウエル、この2人がいなければリバティーンズの演奏は成立しなかったように思います。

デモアルバム1枚と2枚のオリジナルアルバムを残し、シングルは全英2位、アルバムは全英1位とプラチナムを獲得するなどスターダムにのし上がりましたが、最後はピートのドラッグによる問題を理由に破綻した2人の関係により、04年に解散を迎えました。
母国イギリスだけではなく、日本でも熱狂的なファンとフォロワーを生みました。

2010年にレディング/リーズフェスティバルで一時的な再結成、14年に本格的な再結成を果たし、数々のフェスに出演、新曲も披露されました。
そして2015年、再結成後初のアルバム、「Anthems for doomed yough/リバティーンズ再臨」をリリースした彼らの機材を紹介します。

再現するなら

The Libertines – Gunga Din

ピートが最も愛用し、代名詞とも言えるギターが、1960年代製のエピフォン・コロネット。

コロネットでは無いときも多々あるが、エピフォン・カジノやGibson ES-330、コロネットの兄弟機種であるオリンピック(本来はシングルコイルが載っている)にP-90を載せるなど、高確率でリアピックアップにP-90が載ったギターを使用している。

もしくはテレキャスターやES-335などであり、ハイが強く出つつも太い音が出せるギターがお気に入りなよう。

アンプはマーシャルかVOXで、開催地によって機種が違うため、その都度レンタルしている可能性もある。

VOXはAC 30、マーシャルだとJTM45などを多用。2014年時のアレキサンドラ・パレスでのライブでは、JCM800を使用していた。

エフェクターを使うことはほぼ無い。ライブでも足元にはBOSSのチューナーTU-2と、「Barbarians」で使用するトレモロ、そしてIbanezのTS-9程度のシンプルなサウンド。

コロネットは希少ゆえ手に入りづらいため、安価でP-90が載ったギターだと、おすすめなのはエピフォンのカジノ。

ピート自身も韓国製のカジノを一時期使用していたこともある。

アンプはVOXがマーシャル、できれば真空管を使用しているものが良いと思う。

スタジオにはマーシャルやVOXが置いてあることも多いと思うので、それで試してみて、気に入った方のモデリングアンプを購入するのも良いかもしれない。

GUITAR

Epiphone coronet 60’s

The Libertines – Heart Of The Matter – Later… with Jools Holland – BBC Two

ピートと言えばヴィンテージepiphoneのコロネット。赤と黒をよく使用している。

しかし、ヴィンテージのコロネットは人気が高いため、非常に入手し辛い。

近年、リイシューで奥田民生モデルのコロネットが販売されたが、ビグスビーがついて、フロントPUもあるので当時のコロネットとは見た目からして異なる。
もしヴィンテージのコロネットを見かけたら、早々に入手したほうが良いと思う。

同じボディを利用してcrestwood、wilshire、coronet、olympicという4種類が製作されたので、この4つは兄弟機。

ヴィンテージで一番手に入りやすいのが、ピートも一時期使用していたolympic。シングル、「I Get Along」のジャケット写真に使用している姿が写っているため、ライブで使用していたか?
コロネットとは違いP-90ではなく普通のシングルPUだが、シングルでも恐らくニュアンスは近づけると思う。

※2015年にリバティーンズとして参加したフェスで、ピートはコロネットを客席に放り投げ、戻ってはきたものの破損したのか、それ以降はヴィンテージのolympicや、黒のテレキャスターなどを使用している。PUはP-90に換装されている。

Epiphone Olympic Custom

Epiphone Olympic 1967

再結成後、上記のコロネットを使用しなくなった後から使用し始めたヴィンテージのOlympic。

元々はシングルコイルなのだが、ピートはP-90にリアピックアップを変更している。

 

Epiphone Wilshire

babyshamblesでマットブラックのミニハムの現行品を使用していた。

リンクはヴィンテージ品。

Gibson ES-335

赤とサンバーストを使用。2010年の再結成@レディングでは赤がメインで使用された。

Gibson ES-335 studio

リバティーンズの再結成後参加したフェスで使用していた。

【中古】Gibson Memphis ES-335 Studio 2016 -Ginger Burst- 2016年製[ギブソン][Sunburst,サンバースト][セミアコ][エレキギター,Electric Guitar]【used_エレキギター】[ES335]

Fender (squire?)Bullet Stratcaster

Squier 2017 Bullet Stratocaster Review

04年のゲリラギグで使用。カールからの借り物かも。

通常ラインの廉価版のストラトキャスター。

塗装などが簡略されていることが多い。

Fender Highway one Telecaster

Fender Highway One Telecaster Guitar Demo

ソニックブルー。近年、ソロで使用。

その後ペイントなどカスタムされ、リバティーンズでも頻繁に使用している。

Fender USAの最廉価モデルとして販売されていた。

ジャック・ホワイトも使用。

【中古】 FENDER USA / Highway one Telecaster 【新宿店】

Fender Telecaster thinline

Fender Made in Japan Traditional 70s Telecaster Thinline NAT MN(Fine Tuned by KOEIDO)【フェンダーストラップ&レビュー特典付き】

以前、リバティーンズのギグで「Death on the Stairs」で使用。借りものかも。

Gibson SG Vintage Sunburst

Gibson SG Standard • SN: 127110446

babyshamblesで使用。

Rickenbacker 360

主にBabyshamblesで使用。時々(レディングフェスティバル2015など)リバティーンズでも使用している。

【中古】Rickenbacker 360


Gibson ES-330

ほぼカジノと同スペックのES-330。
03年のJAPAN TOURではメインで使用していた。

Epiphone casino

こちらも主にbabyshamblesで使用。韓国製。epiphone dot studioのホワイト
も使用したことがある。

Gibson ES-125

【中古】Gibson ES-125 -Sunburst- 1953年製[ギブソン][サンバースト][フルアコ][エレキギター,Electric Guitar]【used_エレキギター】

リバ初期から使用。
P-90が二個搭載されたサンバーストと、シングルカッタウェイのフロントのみPUが搭載された49年製の二本を使用。主にBabyshamblesやソロで使用。

Gibson J-45

Gibson J-45 Standard 2019 (Vintage Sunburst) 【ikbp5】 【数量限定”ギブソン特製ギグバッグ”プレゼント!】

アコースティックギター。ソロでの使用が中心か。
他にもヤマハやタカミネ、エピフォンのギターも多く使用(EJ-200やAJシリーズなど。)

Peter Doherty – Flags of the Old Regime [official video]

Epiphone by Gibson EJ-200SCE 【数量限定エピフォン・アクセサリーパック・プレゼント】

AMP

アンプは前述の通りマーシャルとVOXを併用。

VOX AC30

独特のトレブリーなサウンドで有名。ビートルズのメンバーも使用。キャビネットはマーシャルを使用している。

Marshall Handwired series

具体的なモデル名までは特定できなかったが、2015のイビザ・ロック・フェスで使用。

Marshall JTM 

上記のJTM45と同じと思われる。

Marshall JCM800

レンタルしているのか、イギリス国外のフェスでよく使用している姿を見かける。

EFFECTOR

BOSS TU-2

定番のチューナー。

BOSS TR-2

トレモロ。「Barbarians」を演奏する際に使用。

Ibanez TS-9

オーバードライブ。歪みが足りない時や、ブースター用かも。

まとめ

The Libertines – Can't Stand Me Now (Official Video)

ピートはほとんどアンプ直結の音作り。
非常にトレブリーだが耳障りではない良い音になっています。

ギターに関してはコロネットが理想ですが、近年相場は上がっており、手に入りづらくなっています。
手軽に再現したいならコロネットでなくても、Gibson Les paul Jrやepiphone casinoなど、P-90の載ったギターとチューブアンプがあれば再現はしやすいでしょう。

リバティーンズの音の肝はやはりギターの絡み合いと、コーラス。アドリブも多いので完全再現は難しいでしょうが、フレーズを押さえつつ、アドリブも交えたプレイが良いと思います。。