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旅もいよいよ10日目。
朝5時過ぎに目覚め、そういえば、予約をしてなかったバスをeチケットで予約、
片付けをして朝食を待つ。
バスの時間は9:30〜、朝食は8:30〜
バスステーションまでは歩いて30分。
無理だ、間に合わない。
仕方なく、朝食を食べる事なくバスステーションへ向かう。
到着と同時に土砂降りに見舞われる。
ギリギリで雨から間に合った。
ザグレブまでは6時間ほど。
eチケットを窓口で紙に引き換えてくれと頼み、レシートと入場チケットに替えてもらう。
売店で朝ごはんがわりのパンとチョコを買い込み、乗り込む。
最後列が空いていた。
7キロの荷物がでかいためそこに陣取る。
前から二人、アジア人が来る。
僕の顔を見て、同じことを思ったのか隣に座る。
話を聞くとヨーロッパ旅行中の中国人のカップルらしい。
僕の拙い中国語をちゃんと丁寧に聞き取ってくれて、ゆっくりと話してくれた。
二人とも明るくて良い人たちだった。
なんといっても、ヨーロッパに来てもう10日目。
当然と言えば当然だが、周りにいるのはみんなヨーロッパの人なのである。
もうアジア人というだけで「おお、ご近所さんじゃん!!!」みたいな心強い気持ちになった。
僕は連日の移動の疲れで、かなりの時間寝てしまっているか、日記を書いていて、余り話せなかったが…
外は似たような風景が続く。
既に旅を初めて10日近く。慣れたもんである。
真新しさも何もない。
携帯はクロアチア入りまで使えない。
チケットを確認するためバススタッフがくる。
eチケットと窓口で渡された入場チケットを見せると、
スタッフ「紙のチケットは?」
僕「え、ないよそんなの。朝予約してそのまま来て、プリントアウトする暇なんかなかったし」
スタッフは手を横にし、首をかしげる
万国共通、「はぁ?」のポーズ。
何度か言ったが、結局後からこっちに来いと言われた。
めんどくさい…
結局しばらく待った後、前に呼ばれた。
僕「パスポート見せればいい?」
もう金は払っている。というか、だからeチケットが発行されているわけで。
あとは説明するだけである。
「カスタマーセンターと話してくれ」
スタッフに携帯を渡される。
経緯を話す。
結局、予約番号を伝えて事なきを得た。
そもそも、eチケットをプリントアウトしなければいけない理由がよくわからない。
紙のチケット要らないからeチケットになってるんじゃないのか
となりの中国人カップルに経緯を話す。
お疲れ、と言ってくれた。本当にいい人たちである。
またしばらく眠る…
グレードで言えば普通なのだが、いかんせん前日のバスが凄まじ過ぎた故、天国に感じる…
国境。
ボスニア出国とクロアチア入国で凄まじい時間がかかった。昨日まではバスの中で終わったが、今日は人数が多いからか降ろされる。
毎度毎度、遅い…通過。雨がひどい。
休憩ポイントでサンドイッチを買う。ここはもうクロアチア、通貨はクーナ。
↑なかなかボリューミーだけど美味しかったです。
携帯も使える。先の予定を立て、ホステルと移動手段を確保していく。
やがてザグレブに到着。サラエボより少しバスステーションが小さいかな?
天気が良い。
さっきまでの雨が嘘のような美しい夕日。
中国人カップルと別れ、一路歩く。
ホステルにチェックイン。あまり時間はないので、すぐに街歩き。
↑ホステル。Princeみたいな色合い。
すでに20時近い。
近くの公園で音楽フェスが開催されていた。
規模は小さいが、見ていて気持ちが高ぶった。
気づいたことが二つあった。
日本人が多い。
サラエボではまだ皆無だったが、ここに来て日本人観光客が増えてきたのである。
カレンダーを見て、納得した。
GWに入っている。
そして、明らかに物価が上がっていた。毎日のように国境を超えて旅をしているため、通貨も変わる。
そのため、まずコカコーラの値段を見て、大体いくらなのかを換算する。
クロアチア、安くないな…
いよいよ東欧の旅も佳境なのを感じた。
結局ふらふらと回り、適当なハンバーガーショップで食事を済ませ、ホステルに戻る。
↑サラダだが全くヘルシーではなかった
シャワーを浴びて寝ようと思ったら、下から良い匂いが。
アメリカ人の兄ちゃんがパスタ作ってて、食べる?と。
うなづいて、少し貰った。
本人は「人生最悪のパスタを作ってしまった」と言っていたが、うまかった。
少し話し、熱心に誘われたものの酒も飲みたくないし、疲れ果ててた僕はクラブへ行くという彼らを見送って、就寝・・・。
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