自宅で手軽にブランパン!
糖質制限食の定番、ブランパン
もはやダイエットとしては定番として定着した感のある糖質制限ダイエット。
ローソンを中心にスーパーなどでもパンやアイス、お菓子など、手軽に購入できる糖質オフの商品が増えてきていますが、その中でも手軽かつ低糖質、高タンパク、低カロリーなのがブランパン。
しかし、値段的にどうしても普通のパンに比べて高く、毎日買うとなると結構な負担に。
僕もしばらくはローソンでブランパンを買っていたのですが、2個入りで税込125円と、やはり普通のパンに比べると高く、しかも主食になるものでもあるので、なんとかならないかと考えていました。
毎日コンビニで買っているのも負担ですし、ついつい必要のないものや、一個じゃ足りないからと、複数個買ってみたり・・・。
そこで考えたのが、「ホームベーカリーでブランパンを焼けないか?」ということ。
好きな時に焼くことができ、アレンジをすることで自分の好きな味に出来ることが大きな理由でした。
いろいろ調べた末、ツインバードのブランパンメーカーのホームベーカリーが良さそう
一口にホームベーカリーといっても様々な種類がありますが、ブランパンは焼けるのか?と調べたところ
・普通のホームベーカリーでもブランパンは焼ける
・ただし設定などが機種によってはやや難しい
ということが書いてあり、
面倒臭がりな上、毎日食べるものに手間暇をかけると絶対に飽きて使わなくなる
という自分のズボラな性格を思い出し、
・ブランパンを焼くのがメインの機能で、わかりやすく使いやすい
・材料は必要最低限で作れる
・美味しい
という三つの条件から、二つの選択肢に必然的に絞られることに。
Twinbird Take bran! ブランパンメーカー BM-EF34G
スペック(公式サイトより)
Twinbird ブランパン対応ホームベーカリー PY-5634W
スペック(公式サイトより)
製品寸法 | 約 230 × 330 × 330 mm |
---|---|
製品質量 | 約 5.0 kg( 付属品含む ) |
電源 | AC 100V 50 / 60 Hz |
消費電力 | 480 W( ヒーター 400 W モーター 80 W ) |
容量 | 食パンの場合 : 1.5斤 / 1斤 |
電源コード長 | 1.2 m |
メニューモード 1 | ブランパン |
メニューモード 2 | ブランパン生地 |
メニューモード 3 | 食パン |
メニューモード 4 | 早焼き |
メニューモード 5 | ソフトパン |
メニューモード 6 | スイートパン |
メニューモード 7 | 全粒粉パン |
メニューモード 8 | フランスパン風 |
メニューモード 9 | ごはんパン |
メニューモード 10 | パン生地作り |
メニューモード 11 | ピザ生地作り |
メニューモード 12 | うどん生地作り |
メニューモード 13 | もち |
メニューモード 14 | 焼きいも |
メニューモード 15 | 甘酒 |
メニューモード 16 | こね |
メニューモード 17 | 発酵 |
メニューモード 18 | 焼き |
付属品 | レシピブック ガイドシート 計量スプーン 計量カップ 羽根取り棒 容器 低糖質ブランパンミックス |
この2機種。どちらもツインバード製で、2018年8月現在、ブランパンを主にしたホームベーカリーはこの二つのみです。
どちらも基本性能及び付属品は同じで、モノ自体に違いはありません。実質的にカラーだけ変えた物なのですが、PY-5634の方には予めパンミックス一斤分が付属しています。
BM-EF34Gの方は実売で8〜10000円ほど、PY-5634は実売10000円から、というところです。
先に販売されたのがPY-5634の方で、こちらがフラッグシップモデルとなっています。
BM-EF34Gではブランパンミックスが付属しておらず、別でブランパンミックスを用意することになるため、どのパンミックスがいいかわからない、買ってすぐに試してみたい!という方にはPY- 5634をオススメします。
僕はまさにこの理由だったのと、購入時点では値段の差がほとんど無く、BM-EF34Gの在庫がなかった事もあって、PY-5634を購入しました。
逆に、ブランパンミックスの知識があり、取り扱いのあるスーパーなどが近くにあり手に入りやすい、という環境の方にはBM-EF34Gをオススメします。
早速買ってみた
思い立ったら即行動、というわけで購入してみました。
付属冊子はこちら。
取り扱い説明書と、ブランパンを使ったメニューガイド、見開きの簡単な解説書、となっています。
他にも計量カップなども付属。(僕はもともと使っていた計量カップを使っているので、付属品はそのまま保管してありますが・・・。)
大きさ的には奥行が結構あります。
実際に焼いてみた
というわけで、実際に焼いてみました。
バターやスキムミルクを入れる本格的なレシピもあるのですが、僕はいつも水+パンミックス+ドライイーストの三点セットで手軽に焼いて食べています。
ブランパンミックス200g、水250cc(レシピ的には200ccなのですが、膨らませるために50cc足しています)、ドライイースト3g。
ブランパンミックスの種類と栄養価別まとめ
ブランパンミックスは付属しているツインバードと富澤商店が共同開発したブランパンミックスが通販等で手に入るのでそちらでも良いのですが、今のところ3袋入(200g(一斤)×3=600g)に3gのドライイーストが3個入りで1200円に送料が500円ほどで、少し割高。
製法を守ればどのブランパンミックスでも普通に焼けるので、僕は富澤商店が販売している普通のブランパンミックスを使用しています。
こちらは1kgで1759円で、amazonだと送料無料。
3キロで約5000円、10キロで約12000円と、量が多ければ多いほど割安です。
鳥越製粉から販売されている「パンdeスマートミックス」もあります。ローソンで販売されているブランパンは鳥越製粉とローソンの共同開発で製造されているブランパンミックスが使用されているようですね。
ブランパンミックスは色々試してみて、気に入った物、手に入りやすい物で構わないと思います。
栄養価的には、
ツインバード 低糖質ブランパンミックス
パンミックスの時点では100g辺り
エネルギーが304kcal、たんぱく質が44.1g、脂質が5g、炭水化物が40.2g、糖質は11.1g
となっており、
ブランパンに調理すると、100g辺り
エネルギーが202kcal、たんぱく質が21.8g、脂質が8.1g、炭水化物が18.9g、糖質が5.6g。
「おいしく楽しく適正糖質」のスローガンを掲げる、ロカボオフィシャルサイトによると、普通のパンが100g辺り44.4gの糖質量ですので、およそ1/8という数字に。
富澤商店のふすまパンミックス
100g辺り
エネルギー342kcal、たんぱく質39.4g、脂質4.9g、炭水化物39g、糖質10.8gとなっています。
鳥越製粉のパンdeスマート
ドライイーストの種類
ドライイーストはツインバードのブランパンミックスに付属しているサフの物を購入しても良いのですが、僕は日清のスーパーカメリヤのドライイーストを使用しています。こちらは大体250〜280円ほど。
近所のスーパーでも取り扱いがあり、3g×10袋入りで、小分けされていない大袋よりも割高なのですが、あらかじめ3gに小分けされている方がやはり便利ですので。
サフにも3g×50袋入りで約1200円のものがあり、頻繁に作られる方にはこちらが安くてオススメできます。
一度サフの500g入りの大袋を購入したのですが、安いのは良いのですがあまりに多すぎて小分けにするにも難しい上、開封してすぐに小分けにしないと発酵、膨張力が落ちるため、それからは小分けにされている物を買うようにしています。
手順
ホームベーカリーの中の窯の部分。
ここにまず羽根の部分を取り付けます。
これがないと当然ながら捏ねることができず、できあがりは悲惨なことに・・・(一回だけやりました)
また、水を入れた時点ならまだ間に合いますが、パンミックス、ドライイーストまで入れてしまってからでは既に遅いです・・・
パンミックスならまだなんとかなるかもしれませんが、ドライイーストは直接冷水に付けると膨張力が落ちるため。
ですので、必ず材料を入れる前に羽根の取り付けが終えているかチェックを欠かさないように。
次に、パンミックス→ドライイーストの順番で。
この時、前述の通りドライイーストを直接冷水につけないように、うまくパンミックスの上に出してください。
僕は200gずつ小分けにして冷蔵庫に保存しています。
カメリヤのドライイースト。真空パックで3gずつ10個封入されています。
材料の準備完了!
こね→発酵→焼きで合計3時間かかります。
タイマーの部分でスタート時間を設定できます。
このタイマー、例えば「朝6時に焼きあがる」ようにしたいときは、準備してスタートボタンを押してから朝6時までの時間を入力します。
例えば、朝6時に焼き上げたくて、準備が完了した時間が前日夜の11時30分だった場合、タイマーの時間を6時間半にセットします。
ただ、夜中などエアコンの切れる時間に部屋の湿度が高い時、タイマーセットを使うと若干膨らみが悪い気がします。
何時にセットしてもスタート時間はタイマーの時間が残り3時間ジャストになってからになります。
電源を入れた時点で既にブランパンモードの「メニュー1」になっているため、そのままスタートボタンを押して、スタート。
まず、「こね」の作業から。
※基本的に蓋は開けない方がいいです(特に発酵中は)
スタートボタンを押した後は、焼き上がりまで放置です。
勝手にこねてくれ、勝手に発酵してくれ、勝手に良い焼き色に焼いてくれます。笑
そして、完成!パンの窯から取り出し、30分ほど網か更に置いて粗熱を取ります。
良い色です・・・
ちなみに、上記のパンが富澤商店から販売されているふすまパンミックスを使用したブランパン。
こちらが、ツインバードとのコラボのパンミックスを使用したブランパン。
焼き上がりがこちらの方が若干濃いのがお分かりでしょうか?
僕は大体6〜7枚に切って、ラップで個包装して冷蔵庫のチルドに保管しています。
ブランパンを使って「おにぎらず」ならぬ「サンドらず」!
完成したブランパンは普通のパンのように、そのまま焼いてマーガリンを塗ったり、ピザパン風味にしたり、サンドイッチ、フレンチトーストなどと、好みに合わせて調理していただくことができます。
このブランパンメーカーで作ったブランパンが最も市販されているブランパンシリーズと違うのは、当然ですが「自分の好きなようにアレンジができる」ことでしょう。
特に、手軽に購入できるローソンのブランパンシリーズは菓子パンのようなものが多く、野菜を挟んだサンドイッチなどは現在のところないので(ノーマルのブランパンや食パン型の物を購入し、サラダなどを挟む手はありますが、値段も張る事になるので)家で普通の大きさの野菜サンドを作れるというのは非常に大きいです、
僕は大体、朝食と昼食にブランパンを食べていますが、その時に大体この「サンドらず」にして食べています。
少し前に爆発的に流行した、おにぎりだけどおにぎりではない「おにぎらず」ですが、これはそのサンドイッチ版とも言えます。
作り方
まずパンにマヨネーズかマスタード(これは映画「パーフェクト・ワールド」からの影響です笑)を塗り、クレイジーソルトなどのハーブの効いた塩を振りかけ、バターナイフなどで塗りつけます。(マスタードの時は塩は無しにしています。)
そして、レタスを敷き、自家製のサラダチキンを載せ、この時は切らしていましたが自家製のピクルスを一緒に載せる事もあります。
ラップを巻いて行って、完成!
とても簡単で、食べる時もラップから出して少しずつ太巻きのように食べることができるので、手が汚れないのも便利です。
いつもこれというわけでは無く、ハムとレタスを入れたり、サラダチキンが切れた時はレタスとピクルスのみ入れておき、一緒に持って行っているお弁当のおかずの、冷凍食品の小さなハンバーグや唐揚げなどを食べる時に挟んで食べたりと、飽きないように色々考えています。笑
基本的にはこの「サンドらず」にして食べることがほとんどですが、基本的にチーズやベーコンなどと合うため、BLTにしたり、自分で作ったベーコンを挟んだりする事もあります。
ブランパン特有の臭みや味が苦手な方もいると思いますが、アレンジや味付け次第で気になりにくくすることはできると思います。
まとめ
今回は手軽に糖質制限ができるブランパンメーカー、PY-5634Wをご紹介しました。
僕は基本的に糖質制限目的で購入したので、その他の機能はまだ使用していないのですが、普通の食パン型のブランパンのみならず、生地を寝かせる機能を使い、その後家庭のオーブンなどで焼き上げることで、ロールパンの形でも作ることができます。
また、今の所使用したことはないのですが、クルミやレーズンなどを入れて焼く事もできます。
美味しく楽しく糖質制限ができるブランパンメーカー、非常にオススメです!