The Strokesのもう一人のギタリスト、アルバートハモンドJr。
かなり下のほうでギターを構えてクールにプレイする相方のニックとは打って変わって、ギターを胸のあたりに構え、印象的なリフやリズムをかき鳴らすように激しく刻むアルバート。
ソロではストロークスの路線を継ぎつつも、スマッシングパンプキンズのジェームス・イハのソロ作のような優しいポップサウンドの曲も多いです。
最近では日本のみならず世界でもツアーを行う新進気鋭のバンド、DYGLのプロデューサーを務めるなど、活動内容も多岐に渡っています。
二人で一つのギターと言ってもいいストロークス。今回は彼の機材に迫ります。
ニックの機材の方でも紹介したのですが、ストロークスの初期は二人ともギター違いで同じアンプとペダルを使用していました。
・Fender Hot Rod Deville 212
ストロークスの音があまり歪ませたギターサウンドというわけではないのでそうは見られないが、このアンプはクリーンからドライブサウンドまで幅広い音作りが可能。
・Visual Sound Jekyll&hyde
オーバードライブとディストーションを一つに収めたペダル。
基本の歪みはこれ。二人が使用しているのは古いタイプだが、音の志向は現在のモデルもあまり変わらない。
・MXR Micro Amp
クリーンブースター。ソロで踏むという。
・BOSS TU-2
チューナー。現在はTU-3が販売されている。
この3つ。ストロークスのサウンド自体がすべてのパートが合わさって一つの音の塊として成立するような作りなので、初期は同じギターが二本必要だったのだろう。
GUITAR
・Fender Japan stratocaster ST72
・Fender American Professional Stratocaster
本人のインスタグラムで写真をアップロードしている。
彼自身のモデルは黒だが、SSH、HH仕様のアメリカンプロフェッショナルシリーズのストラトも所有。
・Fender Mustang HH
こちらの赤いモデルを所有。PUはシングルではなくP-90かジャズマスタータイプ。
ソロで使用。
・Gretsch G6134 White Penguin
ソロの「GfC」のMVで使用。
・Gibson Les Paul Standard
ソロで使用。ナチュラルだが、おそらく塗装をはがしてある。
・Gibson SG STANDARD
P-90を二個装備した、ラージピックガードモデル。ソロのレコーディングで使用。
・Epiphone EJ-160E
ジョン・レノンが愛用したGibson J-160Eのエピフォン版。エレアコでピックアップはP-90。独特の音がすることで有名。ソロで使用。
・Martin DC-16GTE
ソロライブで使用。
・Gibson J-45
ソロで使用。
・VOX APACHE
ティアドロップバージョンのアパッチ。
リズムマシンやアンプ内蔵型のギターで、スタジオで遊ぶ際に使っているそう。
・AMP
・Fender Hot Rod DeVille 212 III 60W 2×12 Tube Guitar Combo Amp
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ストロークスでの代名詞とも言える、ホットロッドデビルの212。
シングルのギターとの相性はとにかく抜群で、”Clean””Drive””More Drive”と3ch仕様で幅広い音作りが可能。
・Hiwatt DR504 Custom 50 Head
・Hiwatt SE4123 Speaker Cabinet
1970年代のハイワットのヴィンテージアンプを一時期使用していた。
2011年のツアーでよく使用しており、ReadingやBonnarooといったフェスでもセットされていた。
キャビネットはこちらを使用。
・Fender Super Champ XD
ソロで愛用しているとのこと。
現在はXDは生産されていないが、後継機のX2が販売されている。
・Fender Princeton Reverb
こちらもソロで使用している。6-80年代初頭まで生産されていたヴィンテージ・アンプ。
現在はリイシューされて販売されている。
他にもブラックスターのアンプの広告モデルにもなっていたが、実際に使用しているかどうかは不明。
歪ペダル編はこちら
空間系・揺らし系ペダル編はこちら
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